2020年の振り返り

その1:テレワークが主となったこと

3月末ごろから全面的にテレワークとなった。会社としては、オリンピック開催期間のテレワークを想定して準備をしていた。このためインフラ面では特に大きな問題もなく万単位の人数の社員がテレワークを開始できた。そして2020/3から2020/12現在までの9か月、特に問題なく(自分の)業務遂行ができている。

2019年のセミナーでMitchell HashimotoがHashicorpには明確なオフィスはなく基本的にテレワークだと言われていた。この時は、HashicorpのようにOSSを展開し全世界に開発者がいるような会社の話だな、と思っていた。

9か月もの間、業務遂行がうまくいっているのは、従来からの開発チームとしてのプロセスやツールがテレワークでも耐えうるものだったのだ思う。ポイントとしては以下の3点。月並みだがテレワークでの分散開発が可能な状態となっていたことになる。

  • 見える化
    • Redmine, GitLab, へ開発情報の記録、保存
  • リズムの維持
    • 朝会、定例会、振り返り
  • 従来通りのコミュニケーション
    • MS-Teams を使ったホウレンソウ

メンバおよび私は以下のような点でテレワーク化での意義を得ていると思われる

  • 子育てに臨機応変対応
  • 通勤に片道1.5時間かかっている人の有効時間活用
  • コミュニケーション苦手な人が意外と上手くやってる(と思われる)
  • 病気や怪我でもテレワークで仕事が可能(後述)

このようにテレワークについては肯定的にとらえている。課題があるとしたら以下のようなものが挙げられる

  • 元のようにオフィス集約型に戻ることはあるのか
    • 感染症問題が解決したら元のようになるのか
    • 戻さない場合、現状のオフィス施設はどうするのか
  • オンボーディング
    • 現状のメンバはよく知っているものばかりであるが、新しいメンバを受け入れる際の取り組み方

その2:様々なセミナーやカンファレンスにたくさん参加できた

参加したセミナーやカンファレンスの領域

 全体の感想

  • リモート開催となったことでの参加し易さ
    • 2019年のセミナーはほとんどオフラインで会場へ行く必要があった。現場に行ってセミナーを受講する意義は大きいが、50歳を超えると業務後に現場へ行き受講する負担はそれなりにあった。
    • 2020年はSRE Next までが現場での受講であった。
  • 技術的関心時の変化への対応
    • 受講する数が多くなってくることで関心事が広く知ることができる
    • 有識者が同じような課題感を話す点を押さえていく
  • クラウドネイティブの導入の大変さ
    • 今後の方向性としてクラウドネイティブが各社からソリューションとして表明されているが実際は様々な 面で課題があり、容易にLift&Shift 仕切れていないことがわかる
    • エンタプライズ系でのコンテナ化について、単なる技術的移行だけではなく経営層から現場まで考え方のパラダイムシフトが必要

その3:2020年困ったこと

  • qrunch サービス終了
    • 使いやすいサービスだったが10月にサービス終了となってしまった
    • QiitaにUpするほど公式度が無いようなログ的なものは気楽にupしていた
      • とりあえず、qrunchに書いていたログは、はてなに移行
    • zenn のアカウントも作ってあるがまだ使っていない
  • 骨折入院2回
    • 3月と11月、2回も骨折入院
    • 腰を複雑骨折し11月は大手術となってしまう
    • この件は別途ログする予定(3月分はこちら)
    • テレワークが功を奏して体が動かなくても休職とかすることなく仕事ができた
  • 春の緊急事態宣言前後のマスクやハンドソープ、トイレットペーパーの品薄

以上